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みなさま、こんにちは。
「書籍独学ブログ」の「ナル」です。
今回は「三部作構成の二作目」として、記事を更新していきます。
テーマは「無気力な人生をやめる方法」です。
テーマのもとになった書籍は「ビクトール・E・フランクル」氏の「それでも人生にイエスと言う」です。
作者の「フランクル」さんは精神学者であり、自身の名前をもちいた「フランクル心理学」を作った人です。
数々の書籍や講演会を開き、多くの人に影響をあたえてきました。
あたえた影響は「生きる意味」。
「フランクル心理学」では、徹底して人生を生きていくことに重要な「生きる意味はなにか?」を説明しています。
記事を読んでみてほしい方々は、以下のような考えをお持ちの方。
- 生きている意味を感じない
 - 毎日が「むなくして」しかたない
 - もっと充実した人生を送りたい
 
日々の生活のなかで悩んでしまうことを「それでも人生にイエスと言う」の引用から、解決策を紹介していきます。
■強烈な「生きることのむなしさ」は、だれにでもおとずれる可能性がある
「それでも人生にイエスと言う」が発行された「1993年」から、豊かな社会で問題になっていたことがあります。
それは「現代社会人の無気力」です。
無気力になってしまう人は、大学生を中心にした「若い世代」に多くいました。
政治家のなかには「経済の不景気よりも深刻な問題は「無気力な若者」にどう希望をもってもらうか」とまで言っています。
時代が変わって、現代社会の「2022年」。
29年も時間がたっている今も、多くの人が「人生への無気力」に苦しんでいます。
実は「無気力に悩むこと」は特別な悩みではなく、生きていると普通に感じてしまうことなんです。
誰もが「自分だけ異常じゃないか」と、ひとりで苦しんでいます。
「無気力なことに悩むこと」は、異常なことではありません。
人間が生きていくなか、社会が豊かになるほどに突き付けられてしまうんです。
「食事(食べ物がない)・住居(住む家がない)・医療(軽いけがを治せない)」など「命に直結している問題」は、だいたい解決されています。
目の前にあった「重大な問題」が無くなると、人類が考えるのは「生き方」になってきます。
当たり前ですが「生き方の正解」という「分かりやすい答え」はありません。
「生き方の正解」がないという「人類の悩み」は、老人も若い人も持っています。
社会が続く限り、ずっと生まれ続ける悩みです。
「AI」が発達して、漫画やドラマのなかにある「好きなことをするだけの社会」が出来上がっても、消えることはないでしょう。
心理学者である「フランクル」は、自分が経験した「生き地獄」のなかで確信したことがあります。
それは「生きる意味を感じるヒントがある」ということです。
■「モノの購入」より「体験できるサービス」を使って「体験価値」を得る
「フランクル」が見つけた「生きる意味を感じるヒント」は、ぜんぶで「3つ」あります。
それは
- 生産価値
 - 体験価値
 - 態度価値
 
今回はふたつめのヒント「体験価値」にしぼってご紹介します。
「体験価値(たいけん・かち)」というのは、文章のとおり「なにかを体験することで感じる価値感」です。
「それでも人生にイエスと言う」のなかから、参考になる文章を引用してみます。
これは「なにかを体験すること、自然、芸術、人間を愛することによって」実現される価値である。
それでも人生にイエスと言う 「解説」
分かりづらいかもしれませんが、もっとかみ砕いていうと「生きててよかった!」と感じる経験ですね。
人がなにかに対して「感動」したり、目にしたものや耳にしたものに「これはとてもスゴイ!」と思うこと自体も「体験価値」に含まれます。
人物であっても作品であっても「感動する出会い」というのも、ポイントになるかもしれません。
自分が今まで知らなった世界や、自分の生き方そのものが変わってしまうような「目の前がひらける」感覚とも言えます。
「体験価値」を実現することに重要なのは「自分で経験してみること」ですね。
「人から聞いてみて満足」とか「動画配信で知りました」もきっかけとしてはOKです。
そこからさらに一歩だけ踏み込んで「実際にやってみる」というのが重要になります。
なぜなら「あなたにしか分からない感動」という「出会い」があるからです。
人はひとりひとりが、まったくの「別人」として生きています。
どれだけ似た環境であっても、一卵性の見た目そっくりの双子でも「別の人生」なんです。
「似ている」というのは「どこかが同じで、どこかか違う」という意味を持っています。
なので「他人をとおして知りました」では、あなたにとっての「出会えた感動」がないんです。
「体験価値」を感じて、人生を生きる意味を知る「ヒント」を得るには重要な条件があります。
なにをおいても「自分自身が行動する」ということです。
目の前にどれだけ「モノ・サービス」を用意されても、選ぶのはあなた自身です。
■「体験教室」など「自分が行動するイベント」を探して、やってみる
「体験価値のために行動する重要性」をお伝えしました。
次にお伝えしたいのは「結局、なにをすればいいのか」に対する答えです。
現代社会はインターネット時代とも言えます。
「インターネット」のおかげで、あらゆるサービスを利用できるようになりました。
さきほど話しにでた「動画配信」も、サービスのひとつですね。
「それでも人生にイエスと言う」の発行年の「1992年」からは想像できない時代になりました。
家にいながら地球の裏側のニュースも知ることができます。
ここからは、インターネットを利用して「体験価値」に出会う方法をご紹介します。
カンタンなことではありますが、自分が知らないこと経験できる「体験サービス」を調べてください。
画面越しの講座でも良いですし、近場にイベントが開催されているなら行ってみるのも良いでしょう。
イベントが開催されているのに、ネットのレビューを見るだけではもったいないです。
あなた自身が目にするからこそ「出会いの感動」を得ることができます。
自分がまったく知らないジャンルであれば、より大きな「出会いの感動」が待っています。
ときには「運命の出会い」と呼べるほど「愛情を感じるもの」が待っているかも。
- 自分と話しがあって、一緒にいるだけで楽しい「誰か」かとの出会い
 - 見ているだけで心がいやされる「芸術作品」との出会い
 - 小さくても、生きる元気をもらえる「自然」との出会い
 
あなたが、どんな「出会い」に感動するかはわかりません。
誰かが、あなたの代わりに体験することできません。
「体験」に出会うためには「行動」こそが一番の解決策です。
あなたの「行動」で、あなたの人生に「生きる意味」が見つかります。
※追記
「体験価値」には『「人や芸術、自然」を愛する』もふくまれています。
なので「家族に愛情をそそぐ」や「自然環境に愛情を持つ」もOK。
また「ナル」の独断と偏見ではありますが「推しへの愛情」もふくまれると考えます!
「アニメ・漫画・ゲーム」の作品を「芸術」のジャンルに入れられるのなら、しっかりと「体験価値」になります!
(解釈を広くしすぎかな?)
■まとめ
ここまでいかがだったでしょうか?
心理学者の「フランクル」が提唱した「生きる意味を感じる3つの価値」から、ふたつめの「体験価値」にスポットをあてて紹介してきました。
今回の記事は「全三部作」のうち「二部作目」として書きました。
よろしければ「一部作目」の「生産価値」の記事も読んでみてください。
最後に「フランクル」が書籍に書いていた重要なことを「ひとこと」にまとめて終わります。
「生きる意味というのは、そのとき一瞬のうちにあるものです。
そのときの瞬間ごとに、生きる意味は変わっていいのです。」
以上で終わります。
「ナル」
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第6位「【後悔への考え方】人生のやり直し:もし過去に戻れたら」
以下、参考書籍です↓
- タイトル:それでも人生にイエスと言う
 - 著者名:ビクトール・エミール・フランクル(V・E・フランクル)氏
 - 翻訳者:山田邦男(やまだ・くにお)氏
 - 翻訳者:松田美佳(まつだ・みか)氏
 - 出版社:春秋社
 

  
  
  
  

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