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こんにちは。
「書籍独学ブログ」編集長の「ナル」です。
コロナウイルスの影響で日本経済は悪化して「強制不景気」に突入しました。
コロナウイルスの騒動は、このまま数年単位で続くとされています。
「アフターコロナ」とコロナ騒動の終結後を話題とする報道もあります。
しかし、結局いつごろになるか解りません。
ウイルスがあることを前提とした生活を、考えざるを得ないのが現状です。
しかし、コロナ騒動の影になっている緊急事態が、日本経済には起きていました。
それは安倍元首相が政策にもしている「同一労働同一賃金」です。
今回は話題作りではなく、現実になった「正社員オワコン」を紹介していきます。
■1、正社員オワコンのきっかけは「同一労働同一賃金」

タイトルでも書いた「正社員はオワコンとなる!」が今回のテーマです。
過去に「日本郵政」において全国のパートから裁判が起こりました。
内容は「正社員とパートの間に差別がある」としたもの。
正社員と同じ作業をしているのに時給が違うことが主な訴えの内容です。
この裁判に対して郵政側は「今後、差別となっているところを改善していく」と結論づけました。
しかし、この結論には続きがあり、日本中におおきな暗い影を作る可能性が出てきました。
裁判の判決で「差別解消」という希望は、見せかけのものになったのです。
どんなにバイトやパートの人たちが体調を悪化させながら頑張っても、企業は「正社員」を優遇してきました。
給料の額面だけでなく、育児休暇や有休などの「休暇優遇」も正社員にだけ適用。
今まで「不平等」を感じていた人たちの怒りが、とうとう裁判に発展。
やっとつかんだ判決も素晴らしいものです。
どれだけ素晴らしく見える「差別をなくす」という希望も、暗く沈む現実が待っていました。
次の章で、くわしく説明してきます。
■2、「正社員と同じ収入には絶対にならない」というオワコン状況

「正社員との差別を無くしていく」という結論に、待遇改善に喜んだパートの人はたくさんいると思います。
同じ仕事内容なのに、時給も待遇もちがう「差別扱い」を受けるのは不満はでてきます。
しかし「今回の判決で差別は無くなるんだ!」と喜ぶのは一瞬だけ。
実は「パートの給料は上がりません」。
「パートへの待遇も変わりません」。
なにも、変わることは無いのです。
「いやいや!差別は無くすって判決が出たんでしょ!?」と驚くでしょうが、事実です。
日本郵政側がとる「差別を無くす手段」として可能性が高いのは「正社員の待遇を無くす」です。
正社員とパートに差別があるなら
「正社員側の待遇や保証を消して、パート側に近づける」
という判断を出したのです。
パート側の待遇も給料も、すえおきで現在のままです。
今の収入から、正社員並みには増えません。
ただ、正社員の労働がきつくなるだけです。
日本郵便の経済状態も、かなり悪い状態です。
カンタンに説明すると「めっちゃ頑張って売上を増やした!けど、手取りはちょびっとだけ」です。
日本郵政の決算が発表されています。
実際にみて「売上-経費=手取り収益」と考えてみると解りやすいです。
これから、正社員の待遇や給料が変動する可能性が高くなっている日本社会。
正社員の人も非正規の人も、企業に就職している以上は「収入と労働環境がきびしい状態」になります。
安倍元首相が「副業の推奨」をしていました。
しかし「副業もOKにするから、自由に働き方改革してね」と言っているわけではありません。
正確には「日本経済が不景気で、給料の基準をあげることができないから、副業でなんとか稼いで」です。
「ちょっとまて。なんでそんなに言い切れる?コロナのことがあっても、不景気ではないでしょ?」
疑問がでてくると思うので、解説します。
実は、世界経済において日本のGDP(国内総生産)は下落を続けており「後進国」と同じぐらいの成長速度になっています。
つまりは「世界から見て、日本そのものがお金を稼げなくなっている」ということです。
Googleの検索機能で「GDP 推移」と検索すると「世界開発指標」というページが出てきます。
「世界GDP」の「折れ線グラフ」を見ることができます。
日本のGDPは一番下のところに名前があり、世界平均のGDPよりも下で、各国のGDPよりも下です。
折れ線グラフからわかるのは「日本、世界規模でお金稼げてない」ということです。
「え、日本貧乏なの・・・」と考えたあなた、正解にちかい考え方です。
「日本にお金がない=国内でお金が回っているだけで”増えてない”」ってことです。
お金が増えてないけど、日本国民の8割は「不安」から「貯金」をしています。
貯金した分、お金は少ない量しか回っていないってので「あなたに回るお金は増えづらい」ということ。
日本の経済は、動くには動いています。
動いていますが「日本経済のお金の”総額”は増えていない」のです。
■3、今の日本で生き抜くためには

ここまでの話しをまとめると、
- 「同一労働同一賃金」で正社員待遇が消えて、パートの給料は変わらない
 - 「日本GDP」は下がり続けている。コロナが追い打ちでさらに下がる
 
のふたつ。
では、どうすれば過酷な日本社会を生き抜いていけるのか?
わたし「ナル」の考えとしてあげるのは「個人で稼ぐ」です。
結論をすべて言うと、
- 「起業して稼ぐ。または国から補助金など貰わない業種に転職する」
 - 「どこでも稼げるチカラ「生産力」と「営業力」をつける」
 
の2つです。
〇1「起業して稼ぐ。または政府から補助金を貰わない業種・会社に転職する」
いま社員として働いている人がおもいっきり稼ぎたいなら「起業」をおすすめします。
起業を進める理由は「値段設定から手取りまでを自分で決められる」からです。
たとえば、就職先のサービスや商品をあなたが売り、その売り上げが「2,000万円」になったとします。
あなたに、売り上げの「2,000万円」を使う権利はありますか?
あなたの会社で発生した売り上げは、あなたの自由にできますか?
社員である以上は、自分の取り分を決めることができません。
一方、起業して同じ金額「2,000万円」を稼いだら、経費をひいた手取りをどう使うかは「あなたの自由」です。
すべての配分を決める会社が悪いのではなく、自分で決める立場にいないことが問題です。
はっきりいって起業したほうのがつらく、きびしい道になります。
しかし「起業=退職」ではありません。
「副業」で、少しでも継続収入をつくれたらOKなんです。
また「起業」の基準とは、「独立」「継続」「反復」をクリアしていることです。
- 「独立」とは「どこか企業、団体の下請け・子会社に入っていないこと」
 - 「継続」とは「半年以上の定期収入が存在すること」
 - 「反復」とは「同じ作業を繰り返して、収益が発生していること」です。
 
副業でしていることが「雇用」でないのなら、起業ができます。
ただし!
「独立して、起業して、一気に大金持ち!」はムリです。
まずは「副業」で「月1万円」から。
大きく始めるよりも、小さく始めて安定させるほうが近道になります。
もうひとつの「政府から補助金などをもらわない業種・会社に転職する」について、説明します。
「国から補助金をもらっている業種」とは「経営資本を、政府に依存している」ということ。
つまりは「経営の浮き沈みは、国の事情によって決まってしまう」のです。
会社とは、自社の経営でやりくりをして継続していくものです。
しかし「補助金」をもらっている会社の場合、自社経営が成り立つかどうかは「補助金しだい」になってしまいます。
日本社会の景気悪化に影響されて、補助金を減額されるリスクを背負わなければなりません。
いま、コロナウイルスで日本景気は「戦後最悪」といえるほどに悪化しています。
日本社会の景気悪化はとうぜん、政府の財布事情にも悪影響をおよぼします。
すると、政府は財政状況の改善のために、支出を大幅にカットする方向へ動き出します。
政府からの補助金に頼っていた「業種・会社」は、今回のコロナウイルスで「倒産」へと早足で進んでいるのです。
経営のできなくなった会社の経営ミスや予算圧迫の責任は、会社員である「あなた」にも影響します。
政府からの補助金を頼りにしていた場合で、思いつく限りにマイナス面をいえば
- 給料のカット
 - サービス残業による自転車操業(支払いのためだけにはたらく)
 - リストラによる人員整理
 
と「補助金だより」になっている会社にいるというだけで「泣き」をみます。
コロナウイルスによる景気低迷は、まだまだ数年単位で続きます。
だからこそ「政府から補助金をもらっている業種・会社から転職をする」ことは必要なのです。
次は、起業をするにしても重要な「どこでも稼げるチカラ」をご紹介します。
〇2「どこでも稼げるチカラ「生産力」と「営業力」をつける」
どこでも稼げるチカラとしてあげられるのは「生産力」と「営業力」です。
ひとつずつ解説します。
・1どこでも稼げるチカラ「生産力」について
「生産力」とは、お客さんに販売する商品やサービスを、自分で作る力のことです。
お客さんが欲しい商品やサービスを見抜いて販売できるなら、どの分野においても収入を確保できます。
自分で開発したものやサービスをつくる利点のもうひとつは「自分の自由にアップデートできる」ことです。
自分でつくっているときに
「あれ?ここを直したらもっと良くなるな!」
と気づけたら、誰かの許可をもらわずにその場でアップデートできます。
いつも最新の商品をお客さんに提供できるようになるので、いくらでも稼げます。
「生産力があるスキル」としてあげられる例は以下のとおり。
- プログラミングスキル(アプリやウェブサービス)
 - デザイン(イラストやグッズ)
 - ハンドメイド(手作りの商品:木工、アクセサリー)
 
など、いろいろとあげられます。
スキルを身につけたら、次は「スキルを活かせる市場でお客さんを見つけること」です。
・2どこでも稼げるチカラ「営業力」について
「営業力」とは、お客さんに存在をうまくアピールして商品を売り込む力です。
「セールス」と理解してもOKです。
どんなに良い商品を取り扱っていても、ただ持っているだけでは誰も買うことができません。
店舗をもつなら、商品を買う見込みがある人がたくさん訪れる場所に店を作る必要があります。
ネットで売るにしても自分から広告をつくったり、知人やお客さんに試してもらって口コミを広めるなどをしないと売れません。
「自分の商品は、自分から売る」。
お客さんに嫌がられず、自然と買ってもらえるように「営業(セールス)」がうまくなれば、どんな商品でも収益を出せます。
あなたの「営業力」を発揮するために必要なのは「お客さんがいる市場を見つけること」です。
たとえば「クラウドワークス」などの「ビジネスマッチングサービス」を利用します。
代表的な「ビジネスマッチングサービス」をあげると、
- クラウドワークス
 - ランサーズ
 - サグーワークス
 
の3つのサービスサイトが「信用ができて、利用しやすい大手サービスサイト」です。
どのサイトも「登録無料」なので、3つすべてに登録して自分にあうサイトを見つけてください。
・「生産力」と「営業力」のまとめ
以上の「生産力」「営業力」が「どこでも稼げるチカラ」です。
「社員として頑張りたいから、わたしには関係ないかな・・・」とお思いのあなた。
社員としても「生産力」「営業力」は効果を発揮してくれます。
たとえ事務をしていても、業務改善のアイデアをだすのも「生産力」です。
自分のささいなアイデアを上司や同僚に受け入れやすく工夫するのも「営業力」になります。
自分には関係がないと思われる人ほど、実践してみると結果におどろきます。
いままで「生産」も「営業」もしていないなら、効果をすぐにみることができます。
ごく小さなことからでもいいので、やってみてください。
つらい今を変えられなくても、これからの未来ならすこしずつ変えられるかもしれません。
■まとめ

いかがだったでしょうか?
今回は「日本正社員はオワコン」をテーマに書きました。
内容をまとめると、
- 「正社員オワコンのきっかけは「同一労働同一賃金」」
 - 「正社員と同じ収入には、絶対にならない」
 - 「オワコンな今の日本で生き抜くためには」
 
の以上3つです。
これからの日本経済は冷え込むこと確実です。
正社員と非正規の「格差」は、正社員の待遇がけずられて平等になります。
「正社員オワコン」な日本での対抗策は「個人活動、起業で生き抜く」こと。
「起業」で稼げるようになるには「生産力」と「営業力」が必要ということを書いてきました。
日本の現状や解決策をいうだけで終わりたくないので、参考になる「書籍レビュー記事」を紹介します。
わたしが書いたビジネス書のレビュー記事で「外資系コンサルティング」をしている方が書いた一冊です。
どんな時代でも稼いで生きていける読書法を、こまかく紹介してくれています。
一度でも読んでみて、きびしい現実を希望のある将来に変えていきましょう。
参考記事のタイトル
「2020/2/14 朝日新聞: 日本郵便、「同一労働同一賃金」求め150人が提訴
 URL: https://www.asahi.com/articles/ASN2G3HKFN28ULZU002.html」
まだまだ不足のある文章ではありますが、今回は以上です。
では、また。
「ナル」
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 お待ちしております。
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先月(12/1~12/31)のアクセストップ6記事
第1位「【人生の先取り】「世界の名言100」を読んでみた感想を書いてみた」
第2位「【メモするだけ】1枚の紙に「考え」を書き出すと、人生は好転しはじめる」
第3位「【目的のない人生も良い】人生に目的をムリに探そうとすると損をする」
第4位「【ひろゆき氏推薦】世界で稼げる「プログラミング」の重要性と必要性」
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