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みなさま、こんにちは。
「書籍独学ブログ」の「ナル」でございます。
今回ご紹介する書籍は「実在するか不明」と社員に言われた謎多き敏腕社長の考え方をまとめた一冊。
「ワイン・アート・メディア保管」で、世界的有名な「寺田倉庫」の社長「中野善壽(なかの・よしひさ)」さんの書籍 「ぜんぶ、すてれば」 です。
今回の本書は、
- いつもの生活に「閉塞感(いきづまり)」がある人
 - テレワークなって、自分の将来の生活に不安な人
 - 家に帰ってきても、ストレスが消えない人
 
の方々におすすめします。
さっそく本書の「レビュー&感想」と「まとめ」にいきましょう。
■書籍の「あらすじ」

著者の中野さんは、とても決断と行動が早い人です。
仕事の内容を決めることも、一大プロジェクトを始めるのも早いです。
同業者からも「あの人はフットワークが軽く、決断に悩んでいるようには見えないほどだ」というほど。
大手企業の社長でありながら、メディア出演は数えるほどしかない中野さんは、過去の業績や栄光を人に知られることを嫌っています。
書籍発行の話しがたくさんの出版社からきても、すべて断っていました。
今までの人生をまとめた「自伝」も拒否し、やりて社長としての「ビジネス書」を作ることも拒否しています。
ではなぜ、今回の書籍は作られたのか?
それは「ひとりの人間としての考え方」がテーマだからです。
中野さん自身が自分の業績や栄光を語るのを嫌っていましたが、今回のテーマを聞いて「やろう」と即決。
本書が生まれたのは、実は出版社の素晴らしいプレゼンのおかげだったんです。
なので、紹介する書籍は「社長の成功法則」や「偉人社長の半生」などは書かれていません。
中野善壽さんの「今の考え方」と「考え方によって起きた変化」を中心に、文章が展開されます。
読んでいるだけで、日常生活にヒントがもらえる一冊です。
■レビューポイント「1」今日だけを考えて生きる

レビューポイント「1」は『今日だけを考えて生きる』です。
中野さんの生活スタイルは徹底して「今日だけを考える」をされています。
ビジネスをしていくにはダメなのでは?と思えますが、まったく問題はありません。
過去の実績をもとに決断したり、将来を計算して10年後、20年後を考えることもしません。
決断するには「今日、すべきこと」に集中されます。
現在の問題点と実績を見て聞いて、今日すべきことだけを考える。
考えた結果、6割か7割は成功すると思えば、すぐにGOサインを出します。
まわりにいる社員や役員の方は「もうすこし考えてもいいのでは!?」と驚くことばかりだそうです。
なにを決断するにしても『今日だけを考えて生きる』をつらぬいています。
失敗することがあれば、すぐに撤退の決断を出すこともあります。
やりて社長でありながらも、過去の実績に依存しません。
今まで成功していた安全策を選ぶことはありません。
どれほど昇り詰めることがあっても「今日だけを考えて生きる」の思考を持って行動をされています。
■レビューポイント「2」すぐ動くために所有しない

レビューポイント「2」は『すぐ動くために所有しない』です。
年間に何億もの収益をあげている中野さんですが、高級品というものには興味を持っていません。
腕時計も有名ブランドを選びません。
時間が正確にわかる時計でOKです。
住宅も自家用車も、すべて「賃貸」を選んでいます。
なぜ「賃貸」ばかりを選ぶのかは。
それは、どんなときでも「すぐ動くため」なんです。
自分が「こうしたい!」と思ったときに、すぐに動けるようにしていたい。
だから、なにも「所有しない」生き方をされているんです!
すごいですよね!
会社の年間売り上げは億をこえ、自身の収入だってとても高額なのに「モノの執着を持たない」でいられる。
私にはちょっと真似できないですね。
収入が上がったら、ネットサイトの「欲しいモノリスト」を順に買っちゃおうと考えてしまいます。
しかし、著者の中野さんは違います。
どんなに収入が上がって魅力的な世界を見たとしても、自分がしたいことはなにか「優先順位」がはっきりとされています。
自分が動きたいと思ったとき、すぐに動けるようにする。
そのために「所有はしない」。
中野さんはさらにこう言っています。
「買って読んだ本も、すぐに売ってしまいます。
「ぜんぶ、すてれば」
また読みたくなったら買えばいい。
なによりも「新鮮な気持ちでもう一度読書ができるのが楽しいんだ」
まず、私たちでもできるのは「持っているものを手放す」ことです。
「また買うことができるから、大丈夫」と考えて持っているものを「売る・捨てる・誰かにあげる」をしてみてください。
■レビューポイント「3」死ぬ10秒前に笑えればいい

レビューポイント「3」は『死ぬ10秒前に笑えればいい』です。
著者の中野さんは自分の家族になんども「死ぬ10秒前に笑えればいい」と言っています。
特に息子さんにも言っていて、息子さん本人は
「『死ぬ10秒前に笑えればいい』と言っているのは、挑戦して失敗しても良いんだという意味で理解している」
「ぜんぶ、すてれば」
と本書内で書かれています。
かっこいいですよね。
男性女性ともに、自分が死ぬ瞬間に「ああ、自分の好きに生きてこられた。あの失敗だって良い経験した」と思っていたいですもんね。
中野さんはご自身の発言を証明するかのように、決断するときは「今日だけを考えて、死ぬときに笑えればいい」と行動されています。
人生には失敗はあって当たり前。
やらない後悔よりも、やった後悔をしよう。
中野さんが自分に言い聞かせているだろう言葉は、私たちの生き方も「笑えればいいよ」と背中を押してくれます。
■ナル的「感想」と「考察」

本書はイケイケ社長の成功自伝ではありません。
会社を起こしてからの胸熱くなるサクセスストーリーのようにも、書かれていません。
ただ静かに、中野善壽さんひとりの「考え方と人となり」が書かれています。
なので、ビジネスや生活にすぐ使える「ノウハウ本」ではありません。
読んでいると出てくる感情というのは、しみじみとした「尊敬」です。
「こんな仙人のような生き方をしている現代人がいたのか」
「これほど尊敬できる人を、メディアで見ることがなかったな」
本書を読んで、中野さんの存在を知ることが出来て本当にうれしいです。
ポイントをしぼって「レビュー&感想」を書いてきましたが、今回の記事をきっかけとして実際に読んでいただきたいです。
書籍が売れるように無理やりハデに演出した文章はなく、最初の2,3ページを読むだけで、ひたすらページをめくっていました。
一度で良いんです。
「ミニマリズムが素晴らしい」とか「所有の時代が終わった」とかではないんです。
「生きるためになにが優先されるべきか」。
あなたの人生にも影響を与えてくれる一冊です。
■まとめ

ここまでいかがだったでしょうか?
レビューポイントをまとめると、
- ■書籍のあらすじ
 - ■レビューポイント「1」今日だけを考えて生きる
 - ■レビューポイント「2」すぐ動くために所有しない
 - ■レビューポイント「3」死ぬ10秒前に笑えればいい
 - ■ナル的「感想」と「考察」
 
の以上5点にしぼって「ぜんぶ、すてれば」について書いてきました。
自分の運命を変えたいなら、今すぐ購入をするべきです。
なにもやらないで後悔するより、まず買って、書いてあることをやってみることが大事です。
あなたは書籍を読んで、なにをしたかったのか。
もう一度考えてみてください。
今回は以上で終わります。
みなさま、ごきげんよう。
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